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2005年8月 1日 (月)

消える動き

月刊秘伝2005年 8月号 7/14発売号 「特集 古流武術再入門科学実験で型を検証する!
黒田鉄山の「粋」に、黒田鉄山師範の動きを連続撮影したものが載っていた。

黒田師範がどういう人物かを紹介した記述を
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋すると――

黒田鉄山(くろだてつざん 1950年 - )埼玉県大宮市生まれ。武術家。振武舘(黒田道場)主。

幼少より祖父(黒田泰治)や父(黒田繁樹)から武術を学び、現在では以下の5つの流派の宗家を兼ねる。

駒川改心流剣術
四心多久間四代見日流柔術
民弥流(民彌流)秘術居合術
椿木小天狗流棒術
誠玉小栗流殺活術
「動きを消すこと」をキーワードとして武術の研鑽と研究を積み、現代最高の武術家の一人と推す声もある。

ということなのだが、実際に、反応できない動きをする人である。雑誌の取材で「遊び」という素手でのゲームのようなやり方で体験させてもらったことがあるのだが、対峙してみると、相手の手が当たるまで反応できない。
不思議な感じだった。

今回連続写真を見て、改めて「これで動かれたら、反応できないな」、と思った。連続写真を見ても、間違い探しのように、黒田師範のシルエットは変化しないのだ。肩、頭、手首、腰の位置が動作の最初から最後まで相似形のまま。
 考えて見ると、相手の攻撃への反応というのは、結構、敵影の形の変化を捉えるものなのも知れない。
 型、形そのものが技だということがよくわかるいい特集である。

 こういう人同士が戦うとしたら、お互いに相手の射程範囲、距離を外して、相手を捉えたら、ためらわずに斬る、というような、ガンマンの決闘にも似たものになるのかも知れない。
 この特集の文章は副編集長の塩澤氏だろう。『カムイ伝』の変異抜刀斬りを引き合いに出す辺り、オタク心が共鳴するものがある。

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